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ソフト開発 画像処理 アプリケーション
検査といっても様々なものがありますが今回は検査対象(ワーク)への部品の付け忘れ、
欠品がないかを検査する場合を考えます。
この場合、通常する事と言えばステージ上でワークを基準辺となる物へ押し付けるなり、
ワークにアライメントマークを設けてカメラで位置ズレを検出してステージをXYΘ移動させて
測定基準位置へ運びます。
メカ側で位置決め機構または位置補正可能なステージを準備する訳ですが、
今回はステージではなく撮像した画像を移動させて検査を行うことを試行してみます。
・メリット 位置決めステージが不用となり検査装置のコストダウンが見込めます。
最初に動画をご覧ください・・・
データの登録
検査対象ワークの画像を画像パターンとして登録します。
このパターン画像のどの位置に欠品検査部品が取り付けられるのかも登録します。
下の画像ではネジが六ヶ所にとりつけられるワークを登録しています。
試行 1
任意の向きに置いたワークの画像パターンを探します。
下の画像からはワークの位置と傾きが得られます。
試行 2
上の画像情報から画面左上に登録ワークの左上が来るように画像をXYΘ移動します。
その後、ネジ位置にちゃんとネジがあるかを検査します。
欠品がある場合
画像品質(撮像システム)にもよりますが今回は4mmの六角ネジを検出しました。
十分、欠品検査できる結果が得られたと思います。